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い高血圧には他の病気が原因で起こる二次性高血圧と、そうした原因がないのに中高年になってはじまる本態性高血圧とがあります。高血圧患者のほとんどが後者です。本態性高血圧の原因ははっきりしていませんが、年齢とともに血管の弾力が失われたり、よごれがたまって血管の中の血液の通り道がせまくなるためと考えられています。

高血圧の第一の害は、絶えず強い圧力がかかるために、血管を傷めることです。脳の血管を傷つけ血管が破れると、脳出血を起こします。腎臓の血管を傷め、腎臓病の原因にもなります。また、血管が傷つくと、そこにコレステロールなどがたまって血液の通り道を細くします(動脈硬化)。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こします。
高血圧のもう1つの害は、心臓を傷めることです。高血圧のために絶えず強い力で血液を押し出していると、心臓の筋肉が、古くなったゴム風船のようにのびきった状態になり、血液を十分に送りだす力がなくなってしまうのです(心不全)。高血圧であることがわかっても、よほど血圧が高い場合をのぞいて、すぐ降圧剤を投与するわけではありません。まずは生活指導を行います。塩を減らす、太りすぎを解消する、不摂生や過労をさけ睡眠と休養を十分にとる、ストレスをためない、運動不足にならない等です。それでも、まだ血圧が十分に下がらないときにはじめて降圧剤を服用することになります。