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骨の強度を高めるコラーゲン

 骨粗しょう症の人は現在、1100万人もいると推定されています。高齢社会をむかえ、今後も急増することが見込まれることから、骨の健康はすべての人にとって、重要なテーマとなっています。
骨粗しょう症の予防には、カルシウムを多く取って骨量(骨密度)を増やすことが大切だということは、よく知られています。それはもちろん間違いではないのですが、近年、骨量が平均より多いのに大腿部骨折などを起こす人が目立っています。その原因についての研究から、人によって「骨質(こつしつ)」に違いがあることが分かってきました。

骨量と骨質…この2つは、どう違うのでしょうか。

私たちの骨の成分といえば、カルシウムをすぐに連想しますが、それだけでなく、コラーゲンというタンパク質との組み合わせによってできています。コラーゲンは美容に関係ある物質として知られていますが、実は骨の強度を支える重要な物質でもあるのです。
私たちの骨の構造を鉄筋コンクリートの建物に例えると、カルシウムはコンクリートに当たり、コラーゲンは鉄筋に当たります。建物は、コンクリートの量だけを増やしても、丈夫になりません。鉄筋で強化することで、はじめて頑丈になります。
それと同じように、骨を強くするにはカルシウムで骨量を増やすだけでなく、コラーゲンで骨質を高めることが必要なのです。つまり、「骨量(骨密度)+骨質=骨の強さ」ということになります。