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どんな病気か

過換気とは、呼吸が深くかつ速くなることです。過換気により血中の二酸化炭素が排出され、血液がアルカリ性になります(呼吸性アルカローシス)。このため、しびれ、けいれん、意識混濁などの神経・筋肉症状を示す病態です。

 大変頻度が高く、また不定愁訴として軽く考えられる傾向がありますが、器質的な病変はないかどうか、精神的なケアの必要性はないかどうかなどの注意が必要です。後述のようにパニック障害との関係からも重要です。

症状

しばしば突然に呼吸困難を訴えます。呼吸困難の自覚なしに息が荒くなることもあります。過換気が起こると指先や口周囲のしびれ感、テタニー(筋の被刺激性が亢進した状態)、不穏興奮状態、意識混濁が現れてきます。

対処方法

発作が起こった緊急時には、小さめの紙袋を口に当てて反復呼吸させますが、不安を強めたり低酸素血症をもたらすことがあるなどの理由から最近では行われない方向にあります。家庭や職場でこの処置を行うのは、同様な発作を繰り返し、すでに過換気症候群の診断が確定している場合に限ります。基本的には、医療機関で診断後に行われます。

 精神的な不安や肉体的過労が症状の出現と関連することが多いため、安静、休息とし、必要ならば抗不安薬を内服します。発作を繰り返す場合、安定期に心理療法、行動療法を行うとよいことがあります。