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運動と心房細動

心房細動はだれにでも起こりえますが、とくに運動をしている場合には十分な注意が必要です。
たとえば海外の研究などから、激しい運動をしている人、また、若い頃に激しい運動をしていた人は、心房細動を起こしやすいことが報告されています。そのため自覚症状がなくても、40歳を過ぎたら循環器系の検査を受けるほうが安心です。

では、軽度の運動はどうなのでしょうか。心房細動の原因には、高血圧や糖尿病のほかに、動脈硬化や心疾患(拡張型心筋症、心肥大など)が隠れていることがあります。すでに動脈硬化がかなり進んでいたり、心疾患がある場合には、運動によってはリスクが高くなりかねません。実際に、心房細動や一過性脳虚血発作を起こした人には、動脈硬化が進んでいるケースが多くみられます。

したがって軽い運動であっても、心房細動と思われる症状(動悸、不整脈、胸苦しさ、息切れなど)を経験した場合は、早めに検査を受け、原因を確認することが大切です。前述したように、心房細動は慢性化すると体が慣れてしまい、感じにくくなるため、ある日とつぜん脳梗塞を起こしかねません。運動は発症のきっかけともなりやすいので、自己判断せずに、かならず医師に相談するようにしましょう。
一方、日常生活においては、ストレスや疲労の蓄積、睡眠不足、そして喫煙や多飲(アルコールの飲み過ぎ)も、心房細動の引き金となります。仕事や家事が忙しいときなどは、これらの要因が重なるために心臓に大きな負担がかかり、心拍の調節機能にも悪影響を及ぼします。
そんなとき心房細動の症状がみられたら、たとえすぐに治っても軽く考えずに、「心臓からのサインだ」と思い、生活全般を見直しましょう。