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どのような病気か

足首の骨( 外果は 腓骨下端、 内果は 脛骨下端内側、 後果こうかは 脛骨下端後側)が折れ、間にはさまっていた骨( 距骨)が外れる、スポーツや事故に多いけがです。
外れたまま固まると( 変形治癒骨折)、関節のすり合わせが悪くなり( 遺残脱臼)、将来、関節の軟骨が片減りして( 変形性足関節症)、痛くて動きが悪くなり歩けなくなります。軟骨がなくなってからでは、手術で関節を固めて動かなくする(関節固定術)しか方法がなくなるので、正確に骨をもどし(整復)、早くから関節を動かす訓練ができるように、しっかりと固定しなければなりません。そのために、ずれが大きいと手術で整復し、ネジや金属の板(プレート)で止めることになります。

原因

足を踏み違えたり、穴に足をとられたり、階段や高い所から落ちたりして、足を内側にひねり(内返し)、足の甲の外側に全体重をかけることによって起こります。
また反対に、足を外側にひねって(外返し)起こることもあります。

症状

足関節が脱臼骨折を起こすと、痛くて動かせず、足を着いて体重をかけることができなくなります。
無理をして動かしたり体重をかけたりすると、激痛が走ります。みるみるうちに足首がはれてきて、赤くなり、熱をもってきます。
時間とともにはれが強くなり、皮膚はてテカテカして、最後には水ぶくれ( 水疱)になり、これが破れるとなかから淡黄色の 滲出液が出てきます。
骨折がひどいと骨片の端が皮膚を突き破って外に出て(開放性骨折)、出血することもあります。
はれがあまりに強くなると血の巡りが悪くなり、悪循環を起こし、血の流れが止まって筋肉や神経が死んでしまう( 阻血性壊死)ことがあります。

治療

治療で最も大切なのは、それ以上悪くしないことです。足に体重をかけたり動かしたりすると骨のずれがひどくなり、しなくてもよいはずの手術が必要になります。
はれや内出血で手術がやりにくくなり、血行や神経が侵され、治りが悪く後遺障害を残しやすくなりますから、足を固定し、足に体重をかけないようにして病院に運ばなければなりません。
足関節脱臼骨折の治療は、早くから動かし、体重をかけるのは遅めに、がコツです。
骨が付くには6週間かかりますが、ギプスでの固定は3週間程度にとどめ、その後は取り外しのできる固定装具に変えて、関節の運動を開始します。
手術でしっかり固定できれば、術後すぐに関節の運動を開始してもかまいませんが、傷が落ち着いて痛みが減るまでの1週間程度はギプスで固定してもよいでしょう。
X線写真で骨が付いたことを確認したら、体重をかけた運動を開始します。最初はプールのなかで歩く練習から始めるのが理想的です。