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どのような病気か

足首は最も捻挫しやすい関節です。捻挫は関節周囲の軟部組織( 靭帯や 関節包)の損傷の総称なので、単に筋を伸ばしたという程度から、重要な靭帯の断裂までいろいろです。
そのうえ、X線写真で骨折や脱臼が見つからないと捻挫と診断されるので、実は靭帯付着部の 剥離骨折、関節の骨と軟骨の骨折なども捻挫と診断されることもあり、それが“捻挫は意外と治りにくい”といわれる理由です。

原因

足関節捻挫は、足を 底屈して内側にひねった状態で、足の甲の外側に体重をかけた時に起こるのがほとんどです。
外果前縁の 外側靭帯が最も損われやすく、その前下方にある 二分靭帯がそれに次ぎます。
靭帯はロープのように細い繊維を束ねたような構造なので、その一部が切れて伸びた状態から、全部が切れて断端が離れてしまった状態までさまざまな捻挫があります。
関節包は破れ、血管も切れるので、内出血を起こしてはれます。関節を動かしたり、押したりすると痛みがあります。
骨折ならば離れた場所で骨を押した時にも痛みがあるので、関節を動かさないようにそっと体重をかけてもあまり痛まないようなら、捻挫だと区別できます。
痛みやはれが強ければ整形外科を受診し、X線写真で確認します。

治療

捻挫の治療も程度に応じていろいろです。応急処置としては、固定して安静にし、冷やして持ち上げてはれを防ぐことです。
整形外科で骨折がなく、靭帯も切れてはいないと診断されれば、湿布をして弾性包帯やサポーターで固定します。
正確に靭帯が切れているかどうかを診断するのは、大変難しいことです。痛い関節を無理矢理引っ張ってゆるみをみることから、最新のMRIまで動員しても、100%の診断はつきません。
したがって、ひねくり回して切れかかった靭帯を切ってしまうよりは、痛みやはれ、内出血の程度からひどい捻挫で靭帯が切れているかもしれないと診断されたら、程度によって3~6週間、ギプスや装具で固定するのが最善の治療です。