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血栓を防ぐ生活を

若年性脳梗塞の原因となる抗リン脂質抗体症候群、奇異性脳塞栓症、もやもや病などには、共通した特徴がみられます。それは血流の悪化により、血栓の元となる血液の固まりができやすいという点です。
そのため予防には、日頃から血流を良くして、血栓のできにくい生活を心がける必要があります。<食生活を見直す>
牛肉や豚肉などに多い動物性脂肪を摂りすぎていませんか。中性脂肪やコレステロールが増えると、血液が固まりやすくなります。肉類の動物性タンパク質は、筋肉の減少を防ぐ重要な栄養分なので、中高年になっても肉類をしっかり摂る必要がありますが、脂肪部分はたくさん食べないように心がけることが大切です。
一方、血栓予防に効果的な食べ物(成分)もあります。その代表が、納豆のネバネバの成分ナットウキナーゼです。ナットウキナーゼには、血栓の元となるタンパク質(フィブリン)を分解する働きがあるだけでなく、血栓の分解を阻害する物質を抑える働きもあります。
また、青魚(イワシ、サバ、サンマなど)に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)には、コレステロールなどを減少し、血液の凝固作用を抑制する働きがあります。ただし、酸化しやすいので、新鮮な魚を食べることが大切です。
野菜にも、食物繊維など血栓予防効果をもつ成分が含まれていますが、とくにタマネギ、ピーマンには血流を改善する成分が多いので、野菜サラダには積極的に取り入れましょう。<運動を取り入れる>
慢性的な運動不足状態になっていませんか。適度の運動をしないと、からだ全体の血流が悪化し、血液の固まりができやすくなります。
とくに足など下半身の筋肉量が減少すると、末端部の血液を心臓へ送り返す力が弱くなり、血流が悪くなります。中高年になるにつれて筋肉量が減少するので、ウォーキング、軽めのジョギング、屈伸運動などで日頃から足を鍛えることが大切です。
ただし、いきなり激しい運動をすると、逆効果になりかねません。とくに、一過性脳虚血発作の症状を経験したことのある方、検査などで血栓のあることがわかっている方、また高血圧の治療を受けている方などは、医師の指導を受けたうえで運動を始めるようにしましょう。