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脳血管性認知症を予防する

中高年になると動脈硬化などが原因で、脳卒中(脳梗塞や脳出血など)を起こしやすくなります。脳の一部がダメージを受けると、手足のまひや言語障害のほか、認知機能や記憶機能にも障害が及ぶことがあります。それが脳血管性認知症で、認知症全体の約20%を占めています。
認知症の初期症状というと「もの忘れ」を連想されるでしょうが、このタイプの場合には「やる気がなくなる」「できていたことができなくなる」といった生活行動面での変化が目立ちます。
例えば、仕事や趣味など物事への関心が薄れる、しっかりしていた人が不注意になる、着替えなど日常生活の手順がわからなくなる、居眠りが多くなる…といった症状です。
脳血管性認知症の場合、脳卒中を起こすたびに症状がストンと一段落ちるような感じで悪化します。そのため脳卒中を繰り返さないことが、予防にとって最も大切なことです。
一般に認知症は治らないと思われがちですが、このタイプは脳卒中の再発を防ぎ、リハビリを行うことで、症状が改善される可能性があります。それだけに「様子がおかしいな」と感じたら、早めに受診して脳梗塞のタイプなどを特定し、適切な治療を受けるようにしましょう。
脳卒中の再発予防には、生活上の注意も欠かせません。食事や運動の方法などについて、医師から指導を受けるようにします。とくに高血圧や動脈硬化がある場合には、細かい指導を受け、きちんとその指示を守る必要があります。
また、自分でも「身の回りのことは自分でする、積極的に人と接するようにする」など、脳やからだの機能を活性化する生活を心がけることが、予防につながります。