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脳卒中と早朝高血圧の関係は

 寒さの厳しい季節は、脳卒中が増える時期です。冷たい空気に交感神経が刺激され、血管が収縮し、血圧を上昇させるからです。
とくに問題となるのは、朝の血圧が特に高くなる早朝高血圧です。中でも、朝の血圧が急激に上がる「モーニングサージ」タイプの人は、脳卒中の危険性が高いことがわかってきました。
自分が「モーニングサージ」タイプかどうかは、家庭で血圧を測定することである程度知ることができます。夜寝る前に静かにした状態で血圧(収縮期血圧)を測定し、翌朝目を覚ましたとき、動き出す前の血圧(同)を測定します。これを数日間くり返し、その平均値から夜と朝の差をみて、血圧の差が55mmHg以上ある状態をいいます。
早朝高血圧が原因の脳卒中は、とくに起床後1~2時間が危険な時間帯です。起きたあとすぐにあわただしく動かないこと、またトイレや洗面所などの寒い場所に行くときはカーディガンをはおったり、厚手の靴下をはくなどして、少しでも血圧の上昇を抑えるように心がけましょう。血管性疾患(脳卒中や心臓病など)が多いアメリカでは、早朝高血圧の目安を、収縮期血圧135mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上としています。これが国際基準となり、日本でもこの基準をもとに早朝高血圧の診断が進められています。