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どんな病気か

心臓から肺へ血液を運ぶ血管である肺動脈に、塞栓子(血液の、脂肪の塊、空気、腫瘍細胞など)が詰まり、肺動脈の流れが悪くなったり閉塞してしまう病気を広く肺塞栓症といいます。このなかで血液の塊(血栓)が原因で起こったものを肺血栓塞栓症と呼び、肺塞栓症の大部分はこれにあたります。

 肺梗塞症は、肺塞栓症によって肺組織への血流が途絶え、その結果、その部分から先の肺が壊死(組織が死んでしまうこと)してしまった状態をいいます。

症状

肺血栓塞栓症の3つの徴候として、突然の胸痛、呼吸困難、頻呼吸(呼吸回数が多い)があげられます。血栓が小さい場合には症状がないこともあります。しかし、血栓が大きく、太い血管に詰まった場合には、ショック状態となり死に至ることもあります。肺梗塞症を合併すると胸痛のほかに、血痰や発熱、発汗が現れます。

 血液ガス分析で低酸素、心臓超音波検査で右心不全を認めれば本症が疑われ、造影CTによって、肺動脈内の血栓を確認できれば診断は確定します。

※肺血栓塞栓症は、急性期の死亡率が約10%と高く、救急の病気です。いかに早く診断し、いかに早く血栓を取り除くかが大切です。したがって、突然の胸痛や呼吸困難が起こったら、できるだけ早く循環器内科や呼吸器内科を受診することが必要です。