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糖尿病と脳梗塞のリスクには、大きな関係が。

 寒い季節は、脳卒中などの血管系の病気が多くなる時期です。血管に負担がかかりやすい高血圧の方はもちろん注意が必要ですが、じつは糖尿病の方もリスクが高いことをご存じでしょうか。欧米の研究では以前から、糖尿病と脳卒中の関連性についての指摘がみられました。近年、日本人を対象とした調査・研究が進展した結果、脳卒中のなかでもとくに脳梗塞のリスクが高いことが判明したのです。血糖値が正常な人の脳梗塞の発症リスクを1とした場合、糖尿病の人のリスクは男性で2.22、女性では3.63にもなります。

脳梗塞とは

脳の血管の一部が狭くなったり、血栓が詰まったりして、血液が流れなくなり、その部分の脳機能がダメージを受ける病気です。死亡者数は年間7万人にのぼり、命が助かっても運動機能や言語機能などに障害が残りやすく、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
それだけに脳梗塞は予防が重要ですが、とくに糖尿病の人は血糖値をしっかり管理し、悪化させないことが大切です。糖尿病を放置していると、3大合併症(糖尿病性の網膜症、腎症、神経障害)を起こしやすいことはよく知られていますが、それに加えて現在では、脳梗塞は糖尿病の「第4の合併症」といわれるほどになっています。
糖尿病性網膜症などの従来の3大合併症は、主に目や腎臓、手足などの細い血管で起こり、徐々に進行します。それに対して脳梗塞は、脳の細い血管だけでなく、太い血管でいきなり起こり、命にかかわることもあるので油断ができません。
糖尿病と脳梗塞の関係を知っておき、予防対策をしっかりとるようにしましょう。また、健康診断などで血糖値が高めといわれた方(予備軍)も、糖尿病への進行を防ぐことが脳梗塞の予防につながることを知っておきましょう。