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脳梗塞の予防のためにできることとは。

脳梗塞の予防のためには、食事や運動のような長期的な対策に加え、もう少し直接的な対策を知っておくことも大切です。
脳梗塞は一般に、深夜から翌朝の午前中(とくに早朝から午前中)に起こりやすい傾向がみられます。深夜には血圧が低下し、また横に寝た姿勢をとり続けるため、血栓ができやすくなります。
そして早朝からは血圧の上昇が始まり、血栓が移動しやすくなることが、この時間帯に発症が多い理由と考えられています。中高年の方には、睡眠中にトイレに立つことを嫌って、夜間には水分を制限するケースがよくみられます。しかし、水分をきちんと摂らないと血液の流れが低下し、固まりやすくなります。脳梗塞の予防のために、就寝前に軽く水分補給をしましょう。水を入れた小さなペットボトル(倒れてもこぼれにくい)を枕元に置いておき、トイレに起きたときや朝起きたときなどに少しずつ飲むのもいい方法です(ただし、心臓病や腎臓病などで治療を受けている方は、医師の指示に従ってください)。
夜間にトイレに行くときは、カーディガンなどを1枚はおる、スリッパをはくなどして、寒さ対策を心がけましょう。
また、朝起きたあと、急いで行動したり、すぐに運動を始めたりすると、血圧が急激に上昇します。起床直後はからだをゆっくり動かすことを心がけ、朝のトイレではいきまないこと。運動をする場合は準備運動を入念にし、からだを温めてから始めましょう。

一方、予防のためには、脳梗塞の軽いサインを見逃さないことも大切です。

ラクナ脳梗塞のような小さな梗塞では、早朝や朝起きたときなどに「なんとなく、からだのどこかがおかしい」と感じることがあります。多くの場合、片方の手足のしびれや脱力感、足のもつれ、言葉がうまく出ないなどの症状ですが、はっきり分からなくても「どこかおかしい」と感じたら要注意。放置せずに、早めに受診して検査を受けましょう。
もしも急に倒れるような脳梗塞の発作が起きた場合は、早急な治療が必要です。脳の血管がふさがり、酸素や栄養が届かなくなると、すぐに脳細胞がダメージを受け始めます。治療が早いほど命の危険が少なく、後遺障害も軽度で済むので、周囲の人も協力して、ためらわずに救急車を呼んでください。