よく検索されるキーワード :

日本人の死因のトップ3は、1位=ガン、2位=心臓病、3位=脳卒中です。この3つを合計すると、亡くなった人の3分の2近くを占めています。つまり、日本人は3人のうち2人弱が、ガンか心臓病か脳卒中で亡くなっていることになります。

この3つの病気と、脳卒中や心臓病の原因となる、高血圧症や高脂血症、動脈硬化症、糖尿病、高尿酸血症などは、「成人病」と言われてきました。これらの病気は、40-60歳の働き盛りに多く、しかも死因のなかで大きな割合を占めるということで、「成人病検診」や「成人病予防」などが積極的に進められてきました。

ところで最近は、この「成人病」に代わって、「生活習慣病」という言葉がしきりと使われています。これはいったい、どういうことなのでしょうか。 これまで「成人病」と言われてきた病気は、いずれも、食生活、運動、ストレス、休養、喫煙、飲酒などの、毎日の生活習慣が重要な原因であることがわかってきました。また、「成人病」というと年寄りがかかる病気というイメージがあるのですが、決してそうではなく、30代、40代で発病する例が多く、早い人では20代で始まっています。さらにいえば、これらの病気の原因は、生まれてこのかたの生活習慣の積み重ねが重要であることが明らかになっています。 そうしたことを、国民1人1人に認識してもらおうということで、厚生省は、平成8年から「生活習慣病」という考え方を導入したのです。この「生活習慣病」には、さきにあげた病気の他に、歯周病(歯槽膿漏など)、アルコールによる肝臓病、喫煙のために起こる呼吸器病なども含まれています。

病気を未然に防ぐ「1次予防」が大事

生活習慣病の早期発見のために、職場や自治体などで定期的に健康診断が行われています。人間ドックを受診する人も増えています。こうして病気を早期発見し、早期治療することを「2次予防」と言います。さらに病気がつづくときに、病気の治療をしたり、リハビリテーションを行ったり、再発を予防することを「3次予防」と言います。
ところで、「生活習慣病」というのは、原因となる生活習慣をあらためれば、これらの病気はかなりのところまで予防できます。これを「1次予防」と言います。「生活習慣病」を未然に防ぐには、この「1次予防」こそが大切で、それには、それぞれの人が、健康的な生活習慣を自分で確立することが求められています。

(1)栄養バランスのとれた食事を規則正しくとる。

(2)食べすぎず、肥満にならないようにする。

(3)減塩して高血圧と胃ガンを予防する。

(4)動物脂肪をへらし、魚のあぶらを多くして、動脈硬化を予防する。

(5)野菜や海藻、きのこなどをたっぷり食べる。

(6)甘いお菓子、あぶらをつかったスナック菓子、甘味の多い飲料をとりすぎない。

(7)乳製品などでカルシウムを十分に補給する。

(8)煙草はやめて、アルコールは飲み過ぎない。

これらに注意し、健康に過ごせるようにしていきましょう。