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女性で最も多い誘因は「月経」であることがわかっています。

月経が始まる数日前から痛みが起きるという人が多いことから、片頭痛には女性ホルモンが重要な働きをしていると考えられます。それ以外では、「睡眠不足・睡眠過多」「天候の変化」「絶食」「特定の食べ物の摂取」などがきっかけになります。

また、日本神経学会・日本頭痛学会発行の「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」では、片頭痛と共存しやすい病気が紹介されています。この中で治療について、「高血圧」「心疾患」「脳血管障害」は、とくに注意が必要としています。片頭痛の治療薬であるトリプタンには、血管を収縮させる作用があり、血圧の上昇を引き起こしたり、脳や心臓の血流を低下させたりする可能性があるためです。女性の場合、20~40代は脳血管疾患が起きやすい年代ではありませんが、前兆のある片頭痛では、経口避妊薬の併用や喫煙によって脳血管疾患のリスクが上がりやすいことがわかっています。十分に注意しましょう。

トリプタンの登場で、片頭痛の治療は画期的に進歩したといわれています。しかし、なかにはトリプタンが効かない難治のケースもあります。片頭痛は症状を悪化させて、慢性化や難治化させないことがとても大切です。薬が効かない場合やほかに病気があるときは、神経内科や脳神経外科、子どもでは小児科で頭痛治療に熟知している専門医の診察を受けることをお勧めします。