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交通事故を防ぐためには、歩行速度を早めることも大切。

中高年層の歩行中の交通事故には、「歩行速度が遅い」という問題があります。道路や横断歩道を渡りきれずに起こる事故は、その典型ですし、踏切などでも同様の事故が起こりやすくなります。
加齢にともなう歩行速度の低下は、一般に足の筋肉量が減少し、筋力が低下することが原因とされています。しかし、歩行には、大腰筋、膝関節伸展筋群、足関節底屈筋群など多くの筋肉群が関係しているため、どこの筋肉量を増やすと効果的に歩行速度が向上するのかは、まだ厳密には解明されていません。
その一方で、筋肉量とは別に、適度の運動をすることで筋機能が改善され、早く歩けるようになるという報告もみられます。中高年の場合、加齢や運動不足などで筋肉が本来もっている機能が停滞し、筋肉に支えられている関節なども動きにくくなっています。運動をすることで筋機能が改善されると、膝や足首がよく伸展するようになり、歩幅が広がりやすくなります。
加齢にともなう歩行速度の低下は、歩幅が小さくなることが最大の原因です。したがって、運動によって歩幅が広がるようになると、歩行速度をアップすることができるのです。
通勤の行き帰りや散歩、買い物などのときに、いつもより少し大股で歩くことを心がけ、それを習慣にしましょう。手を大きくふると、歩幅を広げやすくなります。また同時に、自宅でも軽い屈伸運動をおこない、足の筋肉を刺激することで、筋機能の停滞を防ぐようにしましょう(ただし、膝や腰への負担を軽減するため、歩くときの靴はウォーキング用などを用意し、また膝痛や腰痛のある方は医師と相談のうえで始めてください)。

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