寄稿コラム 第3回『椅子の上で一日を快適に過ごす』
ヒトは一生のうちいったいどれくらいの時間を座って過ごしていると思いますか?
デスクワークや車の運転などで一日中座っている人、その姿勢はもう人生の一部と言っても過言ではありません。
その座っている姿勢でもしも快適でいられない・・・肩こりや腰痛でつらい・・・としたらどんなに辛いことでしょう。
そんなとき・・・自分の快適さを自分で探せたらどんなに楽でしょうか?
自分の身体は自分で癒すことが出来るのです。
そんな訳で!
ちょっと試してみませんか?
座り方を変える!1分間お手軽レッスン!!
1)「自分の坐骨を感じてみる」
坐骨(ざこつ)って?=座るとそれぞれのおしりの床側にある骨盤の一番下側の骨です。
椅子に座って手を、座面とおしりの間に挟んでみます。
すると、それぞれのお尻のど真ん中(けっこう真ん中寄りです)に硬いかたまりに触れます。これが坐骨です。
2)「坐骨に乗ってみる」
坐骨の底はとがった一点ではなく、なだらかな山のような形をしています。
だから、坐骨の前の方にも後ろの方にも体重をかけることが出来るのです。
お尻の下に手を入れたままでも大丈夫なので、この坐骨に体重をかけてみます。
そのとき、体重は坐骨のどの辺にありますか?前ですか?それともうしろ?一番山の高いところかもしれません。
3)坐骨の上を前後にころがってみる。
最後に坐骨の山の前後に向かって、ゆっくりと体重を移動してみます。すると骨盤も一緒に前後にころがり始めます。
そのとき・・・
あたまは動いていますか?
またどういう風に動いていますか?
骨盤が前後しているとき
自分の視線がどう動いているのか?
足の裏はどうやって床を押していますか?
こんなことに注意を向けながら・・・あっという間に1分ですね^^
終わって普通にすわってみたとき、どんなふうにすわっていますか?
どこかが快適になっていたり、 楽に呼吸をしているかもしれません。
背中の緊張の度合いにどんな変化が生まれているのでしょう?
どんなに疲れていても・・・
どんなにからだを硬くしていても・・・
ちょっとちからをぬいて、快適な自分に戻って来れるはず!
仕事を投げ出さずに(笑)
ぜひ試してみてください
フェルデンクライス東京スタジオ り:はーと