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日々の生活で息切れを感じたら注意したいCOPD

最近、COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病名を見聞きすることが多くなりました。
これは新しい病気ではなく、以前から知られていた肺気腫や慢性気管支炎など、肺や気管支に炎症が起こり呼吸困難などを引き起こす病気の総称です。それが話題となっているのは、最近になって患者数が増加しているからです。
COPDも当初は、咳や痰など風邪に似た症状がみられます。呼吸器が弱っているため、実際に風邪をひいたときにも治りにくくなります。
COPDに特有の症状は、「息切れ」です。健康な人でも加齢とともに呼吸機能が低下し、階段を駆け上ったりすると息切れを起こすことがあります。しかしCOPDの場合には、普通のペースで階段や坂道を上ったり、ちょっとした労働をしただけでも息切れを起こします。
ところがほとんどの人は、加齢によるもの、あるいは風邪の症状だと考え、なかなか治療を受けません。そのため発見されたときにはかなり重症化しているケースも少なくありません。重症化すると、肺がんを起こす可能性も指摘されているだけに、ちょっとしたことで息切れを起こす場合には検査を受けましょう。
一般に次の項目で該当するものが多い人は、COPDへの注意が必要です。

  • 40歳以上(とくに男性に多い)
  • たばこをよく吸う
  • 風邪ではないのに、咳や痰が続く
  • 同世代の人と歩くと遅れがちになる
  • 階段を上ると息が苦しく感じる

また予防のためには、日ごろから腹式呼吸を練習したり、適度の運動(ウォーキングや水中運動のアクアサイズなど)で呼吸機能を高めることが大切です。ただし、すでに咳・痰・息切れなどの症状がある人は、まず治療を受け、医師の指導のもとで運動などを行ってください。

世界的にみると、肺の病気のうち亡くなる人がもっとも多いのはCOPDです。日本では治療を受けている人が少ないため、実態がまだ把握されていませんが、治療の必要な人は500万人以上いると推定されています。