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産前産後の女性の皆様のお悩み相談室!!

 

周産期に、産褥期に、疾病を持たない女性のライフステージにおいて、リハビリテーションは何ができるでしょうか?

 

 

健康増進・維持も重要ですが、女性の身体と心は、社会的に役割を持ったことにより、大きく従来の状態から変化しました。
母となる女性が、父となる男性が、また家族が増える家庭全体が、正しい知識を知ることで、現代の女性を取り巻く様々な環境が変わってくるのではないかと思われます。

離婚率や虐待率の増加、少子化や単家族化。

   『一人ではなく、自分を見守っていてくれる誰かがいる』

という想いは、妊娠中からの心の安定や育児には不可欠ではないでしょうか。

リハビリテーションに携わる者の、医学的な知識と生活を支える技術は、母子の健康維持・増進のために大きく貢献しうると私は考えます。

そんなあなたのために、今日は産前産後のお悩みについて自分でできる運動を少しご紹介したいと思います。

 

産後の女性のお悩みについて

産後のお悩みは?

と聞くと、体型の変化や睡眠の質の低下、腰痛などが上位に挙がってきます。
実際に、出産前のイメージと、産後あまりにも心身ともに変わってしまうことや、赤ちゃんとの生活にギャップを感じる方も多くいらっしゃいます。

その中でも、「先生、実は私…」と、こっそりと教えて下さる本当のお悩み。

その多くは、尿もれ・会陰部の下垂感・性生活再開に当たる不安・産後うつなど、

 

「どこに相談していいのかわからない」

「誰に相談していいかわからない」

「真剣に相談にのってくれるか不安」

という、なかなか表面化してこないものが多い印象を受けます。

 

排泄系・会陰部のお悩みについて

今回は産後の悩みの中でも、排泄系・会陰部のお悩みについて考えたいと思います。

(1)働き者の骨盤底筋群
骨盤内臓器(膀胱・子宮・直腸)を支持するために、骨盤底筋群は排尿・排便時以外は常に緊張状態を保っています。
もちろん、寝ている間も…そして、そんな働き者の骨盤底筋群は、腹部の深層筋群(腹横筋・腹斜筋・多裂筋・横隔膜)と連動して、腹式呼吸にも関与します。

 

(2)妊娠出産と骨盤底筋群
そんな骨盤底筋群は、妊娠・出産にてさらに支持性を求められ、胎児娩出時には児頭通過のために最大伸長します。
その際に起こりやすいのが、筋層や神経の損傷。症状は個人によって異なりますが、出産直後は収縮感覚が分かりにくく、排尿・排便時に恐怖感を感じる方も多くいらっしゃいます。
軟産道の回復が見られるにも関わらず、尿もれや会陰部の不快感が続く場合は、ケアが必要と考えます。

 

(3)セルフケア方法
1) 膣・肛門、どちらか意識しやすいほうを、まずは全力でギューっと締めます。

2) 次に、力を調節します
例:10 割⇒5 割⇒3 割⇒10 割⇒3 割⇒7 割…

3) 力の方向を調整します
膣(肛門)をお腹の中心でおへそ寄りへ吸い上げるように収縮させます(3~5割程度の力)

4) 骨盤底筋群の収縮に合わせて呼吸ワーク
3)の収縮に合わせて、恥骨からゆっくりと息を吐き出します
※お腹をへこませることに意識を向けすぎないように、身体の反応を感じながら行ってください

5) 全身の力を抜ききります

 

これらのセルフエクササイズをすることで、皆様のお悩みが少しでも改善できれば幸いです。
もしご質問などありましたら、私のブログなどを通じてご連絡ください。