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嚥下障害において自己でできる予防のトレーニング

嚥下障害が悪化した場合には、手術などの治療方法もあります。しかし、ほとんどのケースはリハビリテーションで改善されます。
また自宅でも日ごろから、次のようなトレーニングをすることで予防や改善ができるので、生活の中に取り入れてみましょう。食事の前に行うと、より効果的です。

1,呼吸のトレーニング

腹式呼吸によって深い呼吸を心がけます。呼吸機能を高めることで、気管に食べ物が入った場合でも排出しやすくなります。腹式呼吸は、まずゆっくり息を吐き出し、最後はお腹をへこませるまで息を出し切ります。そしてゆっくりお腹まで息を入れる感じで吸っていきます。これを繰り返します。
食べ物がのどに詰まったり、むせたりするのは、食べ始めの時にもっとも起こりやすいので、食事の前に腹式呼吸をしてから落ち着いて食べるようにしましょう。

2,発音のトレーニング

パ行(パ、ピ、プ、ぺ、ポ)、ラ行、タ行、カ行、マ行を繰り返し発音します。これらの音を発する時には、食べ物を飲み込む時と同じ器官(口、舌、のどなど)を使うので、器官を鍛えることができます。

3,首や口・舌のトレーニング

首や口・舌の周辺の緊張をとり、リラックスさせることで、飲み込む時の筋肉運動をスムーズにすることができます。

首のトレーニングは、肩の力を抜いて、首をゆっくり前後・左右に動かし、首筋をしっかり伸ばすようにします。口のトレーニングは、ほおをふくらませたり、へこませたりを繰り返します。舌の場合は、思い切り前に出したり、引っ込めたりします。
これらのトレーニングは、食べ物を口に入れずにできるので、自分で安全に行うことができます。回数などは自分の体力などに応じて、無理のない程度にし、毎日続けるようにしましょう。
嚥下障害の症状が進んでいる場合には、病院などに問い合わせ、専門的な治療やリハビリテーションを行っている施設でトレーニングを受けてください。
施設によってトレーニング方法は異なりますが、食べ物を口に入れてうまく飲み込む練習など、より実践的なトレーニングも取り入れられています。