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「斜頸」とは首から頭が左右いずれかに傾いている状態です。いくつかの原因がありますが、
このうち、「筋性斜頚」とは胸鎖乳突筋(首の前側の左右にある筋肉)の一方が硬く緊張しているために起きる斜頚です。
出生時にすでに異常がみられるために「先天性」とされます。

原因

妊娠末期に、母体内(産道)で頭や首に異常な圧力が加わることによって起きると考えられています。

治療の方法

通常は数カ月で自然治癒するので治療を急ぐ必要はありません。

かつては、筋肉やしこりのマッサージなどを盛んにやったため、 かえって悪くなる場合が多くみられたという歴史があります。同じ側に顔を向きやすくするために、反対側の背中にタオルを入れて少し高くしてあげるのがよいでしょう。

大多数は、生後半年から1歳までにほとんど正常に戻ります。すなわち、しこりが消え、筋緊張の左右差がなくなり、首の動きが左右同じようになります。
1歳を過ぎても強い症状が残る場合は少ない(20人に1人ほど)のですが、2歳を過ぎても症状が強い場合は、時に手術が必要になります。手術が必要かどうか、どういう手術をするのか、時期(年齢)は、といった点については専門医とよく相談して決定します。