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短時間の運動で判断力アップ

中高年の歩行中の交通事故には、多くの場合、「判断ミスや不注意、不確認」などが関係しています。
たとえば道路を横断するとき、車との距離を見誤ったり、信号を見落としたりするケースです。
判断力や注意力の低下は、加齢にともなう現象としてあきらめがちですが、筑波大学・征矢(そや)英昭教授らのチームによる実験から、短時間の軽い運動に改善効果があることが分かっています。
実験では、若者と高齢者の2グループを対象に、判断力などに関するテストをおこない、10分間の軽い運動(50%の力で自転車をこぐ)をした後、再度テストを実施しました(※3)。その結果、若者グループでは判断力をになう左脳が活性化され、判断速度が50%向上。それに対して高齢者グループでは興味深いことに、衰えた左脳の機能をバックアップして右脳の一部が活性化され、判断速度が16%向上しました。
このことから高齢者であっても、短時間の一時的な軽い運動によって、右脳の代償機能が働き、判断速度や認知力が高まることが判明したのです。

どのような運動をすればよいか

運動のポイントは、軽いジョギングやウォーキングに相当する「低強度」の運動を「10分間」おこなうこと。その一方で、ストレスを感じる運動(自分にとって強い運動や長時間の運動)は、疲労をともない、逆効果になりやすいので注意が必要とされています。

楽しみながらできる「フリフリグッパー」

かかとを交互にあげて足踏みし、腰を軽くふりながら、両手を開いたり閉じたりする簡単な運動です。
10分間続けると脳が活性化され、判断力の向上だけでなく、積極的な気分になることが証明されています。
出かける前(朝)や昼休みなどに、低強度の運動を10分間おこなうことで、判断力や注意力を高め、交通事故の防止や日常生活の活性化につなげましょう。