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よく聞く栄養素でありながら、正しい知識を身につけている人が少ないビタミン。

一体、ビタミンとはどのような作用があるのか、その働きや分類など、基礎知識をご紹介します。

大切な体の潤滑油

ビタミンというと、まず“活力”とか“健康”をイメージする方も多いでしょう。実際に、ビタミンの「ビタ」(VITA)は、「生命」とか「活力」を意味する言葉で、生命に不可欠な物質という意味をこめて、名づけられました。

まさに、三大栄養素である脂肪、糖質、たんぱく質などとともに人間が生きていくうえで必要不可欠な栄養素の一つなのです。

体の中でビタミンは三大栄養素の代謝を助ける働きをしており、ミネラルと並んで微量栄養素といわれます。脂肪・糖質・たんぱく質のように、エネルギーになるものではありませんが、それがないと体という“機械”がスムーズに働かない、いわば“潤滑油”のような働きをしているのです。

不足しがちなビタミン

微量でも、その役割は大きいビタミンですから、不足すると病気に結びついてしまうこともあります。例えばビタミンB1が欠乏すると脚気になるということをご存知の方は多いでしょう。 昔は玄米や七分づきの米を食べたので、ビタミンB1の多い外殻の部分もいっしょに食べていました。でもいまは、皆さんおいしい白米を食べるので、精白でビタミンBやミネラルが失われています。

もちろん、精白米を食べたからビタミンB1が不足するというわけではありませんが、この例のように、おいしい食べ物、豊かな食卓は必ずしも十分なビタミン摂取には結びつかないのです。

ほとんどのビタミンはホルモンなどと違って、体の中ではつくれないので、どうしても食べ物など外から摂取しなければなりません。日常の生活の中で、いつもビタミンの補給を考えることがとても大切です。

ビタミンの種類-水溶性ビタミンと脂溶性ビタミン

ビタミンCなどはよく話題にのぼりますが、他にビタミンの種類はどのくらいあるか御存知でしょうか?

実はビタミンには大きく分けて全部で13種類あります。そして、それらは水によく溶けるビタミンB群やCの「水溶性ビタミン」と、水にはほとんど溶けないビタミンA、D、E、Kの「脂溶性ビタミン」に分けられます。

水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの特徴

水に溶け易い水溶性ビタミンはたとえ大量に摂取してしまっても、体に余分なものは尿と一緒に排泄されてしまうのでとり過ぎによる過剰症の心配はありません。むしろ、水溶性ビタミンは保存の仕方や調理によって壊れ易いので、どうしても不足しがちになります。

これに対して脂溶性ビタミンは、Eを除くA、D、Kのいずれも、大量に摂取すると体内に蓄積され、過剰症を起こす恐れがあります。といっても通常食品からとっている量では心配いりません。