よく検索されるキーワード :

前兆となるアキレス腱炎

同じアキレス腱の断裂でも、若い人と中高年の方では、原因がちょっと違います。
若い人の場合は運動のしすぎや、無理をすることで、断裂を起こすことが多いのに対し、中高年の場合にはアキレス腱の老化が主な原因になっています。
本当にアキレス腱も老化するの?と思うかもしれません。

でも、アキレス腱は主にコラーゲン線維からできているので、加齢によって柔軟性がなくなり、固くなってきます。そんな状態のときに、急に大きな負荷がかかると、対応できなくなり、断裂してしまうのです。

ただし、断裂を起こす前に、前兆ともいえる症状がよくみられます。それはアキレス腱炎です。運動をしていると、ふくらはぎからかかとのあたりにかけて痛みなどが出ることがあります。ふくらはぎの筋肉痛やかかとの打撲だと思い、患部にシップ薬などを貼ってすませることが多いのですが、そんなときはアキレス腱にも障害が起きている可能性があります。

アキレス腱炎かどうかは、アキレス腱の部分を軽くさわると、はれていたり、痛みを感じることでわかります。しばらくいすなどに座っていて、歩きはじめるときにアキレス腱に痛みが走ることもあります。中高年の場合、アキレス腱炎は単なる運動による炎症というよりも、腱の老化によって小さなキズ(部分断裂)が入っている状態が多いのです。それを知らずに運動を続けていると、キズが大きくなり、あるときついに断裂を起こす…ということになりかねません。
アキレス腱炎が疑われる場合は、けっして無理をせず、まず運動をしばらく休むことが大切です。そのうえでアキレス腱をアイシングしたり、シップ薬で冷やすなどのケアをします。痛みが続くときには、受診(整形外科など)して検査を受けるようにしましょう。
また、はれや痛みがおさまっても、すぐに強い運動をはじめるのは禁物です。リハビリのつもりでアキレス腱のストレッチをして、異常がないかを確認するようにしましょう(受診している場合は、運動の開始時期を医師と相談してください)。